依願退職…「準空気銃」18丁を持っていた巡査部長 模造拳銃21丁も所持、人を傷つける威力あり「趣味で」

違法空気銃を所持 容疑で巡査部長を書類送検

 人を傷つける威力を有するエアガンなど計39丁を所持していたとして、埼玉県警の50代の男性巡査部長が銃刀法違反の疑いで書類送検されていたことが、県警への取材で分かった。県警は3月29日付で巡査部長を減給10分の1、6カ月の懲戒処分とし、巡査部長は3月末に依願退職した。

 書類送検容疑は昨年12月、県内の自宅で圧縮した気体を使い弾丸を発射できるエアガン「準空気銃」18丁と模造拳銃21丁を所持していた疑い。

 県警によると、同種の別事件を捜査する過程で元巡査部長が準空気銃を持っている疑いが浮上。元巡査部長は調べに「趣味で集めていた」旨の説明していて、実際に人や動物に対して使用されたことはないという。準空気銃は、2006年に施行された改正銃刀法で所持が禁止された。

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