感情があふれ出る広瀬すず 涙ぐむ姿も 「水は海に向かって流れる」特別映像

田島列島の同名漫画の映画化作「水は海に向かって流れる」(公開中)から、過去のある出来事から「恋愛はしない」と宣言するクールな主人公・榊千紗(広瀬すず)と、シェアハウスに引っ越してきた10歳年下の高校生・直達(大西利空)の姿を切り取った、スペシャル映像が公開された。

映像は、榊さんが傘を持って直達を駅に迎えに来る、二人の出会いのシーンから始まる。何も知らずに榊さんと出会った直達だったが、実は榊さんは直達を知っていたことが、過去の事情を知るシェアハウスの主・成瀬教授(生瀬勝久)とのシーンで明かされる、榊さんと直達の因縁、そしてその因縁に大きく関わっている直達の父親(北村有起哉)と榊さんの偶然の出会い、直達の叔父・茂道(高良健吾)も巻き込み展開していく二人の関係が収められている。

さらに映像では、クールな榊さんが、感情をあらわにして涙ぐむシーンも見られる。笑顔を封印し「これまでは上手くやれてたのに。余計な波風がたたないように」と話す榊さんと、気持ちを飲み込んで日々のモヤモヤを何とかやり過ごしてきた直達が、徐々に心の内を明かしながら、少しずつ関係性を変化させていく様子が垣間見える。

「水は海に向かって流れる」は、過去の出来事から心を閉ざし、「恋愛はしない」と宣言し、日々を淡々と過ごす26歳のOLである榊千紗(さかき・ちさ)を描いた作品。シェアハウスに住むいつも不機嫌そうな榊千紗を演じるのは広瀬すず。2023年唯一の単独主演映画で、「ここまでクールで、感情が掴みにくい役は初めて」と自ら語る難役に挑む。メガホンをとるのは、「そして、バトンは渡された」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」などの前田哲監督。人と人が向き合う過程を優しく描き、心の揺れ動きやあふれ出る感情を描き出す。

【作品情報】
水は海に向かって流れる
公開中
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

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