新田原基地の柵30m超破損 宮崎、車が接触とみて捜査

外柵が破損し、有刺鉄線やテープが張られた航空自衛隊新田原基地=20日午前、宮崎県新富町

 航空自衛隊新田原基地(宮崎県新富町)の南側の外柵が30~40メートルにわたってなぎ倒されたことが20日、高鍋署や基地への取材で分かった。署や基地によると、17日に基地の部外者が運転する車がぶつかり立ち去ったとみて、署が捜査している。

 柵が破損した場所には有刺鉄線や「立入禁止」と書かれた黄色いテープが張られていた。基地は取材に「警察が捜査している。詳細は調査中」とした。

 新田原基地には、領空侵犯の恐れのある外国機に対する緊急発進(スクランブル)任務の中軸を担うF15戦闘機が配備されている。

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