性別適合手術後の女性も対象 困窮支援新法で政府見解

 政府は20日、ドメスティックバイオレンス(DV)や性被害、生活困窮に苦しむ女性への公的支援を推進する新法の対象には、「生物学的に女性である者」の他、性別適合手術を受け「女性に変わったとみなされる者」も含むとする答弁書を閣議決定した。

 新法は「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」。2022年5月に成立し、24年4月に施行される。

 同法の基本方針では、性自認が女性のトランスジェンダーの人に対しては「他の支援対象者にも配慮しつつ、可能な支援を検討することが望ましい」と明記している。

 政治家女子48党の浜田聡参院議員の質問主意書に答えた。

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