アレジから笹原右京に。トムス、スーパーフォーミュラ第6戦以降の36号車ドライバーを変更

 6月20日、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するVANTELIN TEAM TOM’Sは、2023年第6戦富士大会以降、36号車のドライバーをジュリアーノ・アレジから笹原右京に変更することを発表した。

 2021年からスーパーフォーミュラに参戦を開始したアレジ。自身2戦目となるオートポリス戦では悪天候のなかポール・トゥ・ウインで初優勝を飾るなどの活躍を披露したものの、近年は苦戦を強いられており、翌2022年はランキング20位、今季も第5戦終了時点では3ポイントの獲得に留まっている。

 VANTELIN TEAM TOM’Sによると、今回のドライバー変更はアレジ本人との協議を重ねたうえでの決定となり、2021年からチームの一員として活躍しているアレジの今後の成長と活躍についても、チームは熟慮したという。

 その結果、「2023年残り4戦の出場を見合わせ、もう一方の国内トップカテゴリーでもあるスーパーGTのドライビングに専念することがアレジ選手の将来の可能性を高めることにつながる、現時点でのベストな選択」と判断し、今回のドライバー変更に至ったとのことだ。

 VANTELIN TEAM TOM’Sは今回の発表に「チームとしては苦渋の決断ではありましたが、アレジ選手の将来と今後の活躍を期待するとともに、笹原右京選手との新体制でチーム一丸となり全力で戦います」とリリースに記している。

2023スーパーフォーミュラ第5戦SUGO ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TEAM TOM’S)
スーパーGTではDeloitte TOM’S GR Supraでコンビを組むジュリアーノ・アレジと笹原右京

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