新型コロナに感染した人に健康状態を把握するため貸し出していた、千葉市のパルスオキシメータ約5000台が返却されず、市は返却を呼び掛けています。
市によりますと 未返却の5000台は、新型コロナの感染症法上の位置付けが変わる前に貸し出したもので、貸出先は管理番号で把握しているということです。
パルスオキシメータは、1台あたり平均9000円するため、未返却分は4500万円相当に上ります。
貸し出す際には、返信用の封筒も付けましたが、「返却するのを忘れていた」ケースが 多いということです。
5月8日以降は、市が保有していたおよそ2万2000台のうち、半数を医療機関や高齢者施設に譲渡しました。
使用期限切れや故障で廃棄されたものを除き、残っていて使えるのは4000台程度で第9波の懸念もある中、市はホームページなどで、必ず返却するよう呼びかけています。