潜水艇内の酸素は96時間分 タイタニック観光で行方不明

英豪華客船タイタニック号の残骸を海底に見に行く観光用ツアー会社の潜水艇(OceanGate Expeditions提供、AP=共同)

 【ニューヨーク共同】1912年に沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を海中に見に行く観光ツアーで行方不明になった潜水艇について、米沿岸警備隊の幹部は19日の記者会見で、艇内にある酸素は最大96時間分だと明らかにした。早期発見に全力を尽くすと話した。

 潜水艇には操縦士を含めて5人が乗っていた。沿岸警備隊によると、18日朝にカナダ東部沖の北大西洋で潜水して約1時間45分後に洋上の母船と連絡が取れなくなった。英BBC放送によると、乗員のうち1人は英国人実業家だという。パキスタンメディアは、同国有数の財閥一族の親子2人も搭乗していたと伝えた。

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