アジサイしっとり 山寺彩る 真庭・普門寺、25日まで祭り

見頃を迎えた普門寺周辺のアジサイ

 「花の山寺」として知られる真庭市田原山上の普門寺一帯で、アジサイが見頃を迎えた。地元飲食店などが日替わりで出店する「あじさい祭り」が25日まで開かれ、来訪者を楽しませている。

 地域おこしに生かそうと、地元住民が約30年前から植栽しているおよそ30種3千株が、同寺境内や周辺を彩る。青や紫色といった花々が梅雨時のしっとりとした緑に映え、家族連れらが次々と見物に訪れている。

 寺によると、例年並みの今月上旬から咲き始めた。7月上旬まで楽しめそう。和田義海住職(46)は「いつもながら見事なアジサイ。多くの人に見てほしい」と話す。

 祭りは午前10時~午後3時。かき氷やスパイスカレー、メダカすくいなどが出店。アジサイ柄の御朱印授与や、浴衣のレンタルも行う。問い合わせは主催の「上田むらおこしの会」事務局・和田ひろみさん(090―7977―0521)。

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