万博「日本館」入札不成立 工期遅れ懸念、随意契約へ

政府が2025年大阪・関西万博に出展するパビリオン「日本館」のイメージ(経産省提供)

 政府が2025年大阪・関西万博に出展するパビリオン「日本館」の建設工事入札が、不成立となったことが分かった。予定価格内での応札がなかった。再入札では工期が大幅にずれ込む恐れがあるとして、事業者を任意に選べる随意契約に切り替える。発注元の国土交通省近畿地方整備局が20日、明らかにした。

 計画では12日に着工予定だった。整備局は日本館の完成目標を25年2月末としており、変更はしない方針。随意契約の事業者は7月中に選定する。

 整備局によると、入札は1月24日に公告。期限の5月11日までに応札はあったものの、予定価格を上回っており不成立となった。

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