プロテインは体に悪いって本当?体に及ぼす影響と効果的な飲み方について

プロテインは体に悪い?

プロテインと言えば、本格的なトレーニングをしているアスリートが飲むイメージでしたが、近年では健康のために飲む人が増えてきました。コンビニでも手軽にたんぱく質が摂れる、プロテインドリンクもよく見かけるようになりましたよね。

一方で、プロテインは人間の体に悪影響を及ぼす可能性があるという説もあります。プロテインを飲むことで、健康な体を作ることはできないのでしょうか。

プロテインが腎臓の負担になる

プロテインが手軽に摂取できるようになり、体に「たんぱく質」が必要であるという認識が定着してきました。しかし、必要なたんぱく質の量は人によって異なります。何も考えずただ「体に良いから」と飲み続けてしまうと、過剰摂取になり腎臓に負担をかけてしまう恐れがあるのです。

腎臓には、たんぱく質が分解されて出た老廃物を処理する働きがあります。余分にたんぱく質を摂取しても、体内には吸収されず老廃物として腎臓に運ばれてしまいます。その結果、腎臓がより多く働くことになってしまい、負担がかかってしまうのです。

また、プロテインによる置き換えダイエットも流行っていますが、食事でしっかりと栄養をとらなければ逆効果です。たんぱく質だけでなく、他の三大栄養素である「炭水化物」「脂質」の摂取も意識して行わなければなりません。

プロテインの効果的な飲み方

たんぱく質は、体重1㎏に対し1g必要だと言われています。トレーニングをする人は、体重1㎏に対し1.5~2gが目安です。トレーニングをしていない人が何度もプロテインを飲んでしまうと、過剰摂取に繋がります。

プロテインはあくまで補助的に使うもので、基本的には食事からたんぱく質を摂るのが望ましいです。プロテインを摂取するのであれば、食事の後や間食として足りないたんぱく質を補うか、トレーニング後に摂取するのをおすすめします。

食事でたんぱく質を摂ることが難しいときに、プロテインを活用して栄養を補いましょう。また、自分の体重や生活に合わせて必要なたんぱく質量を計算しておくと、過剰摂取の防止になります。

最後に

食事で摂るのが難しかったたんぱく質が、プロテインで手軽に摂取できるようになりました。しかし、それ故に過剰摂取しやすくなってしまい、体に負担をかけてしまう危険性があります。

たんぱく質に限らず、どの栄養素も過剰に摂取することで体に不調が出てしまうので注意が必要です。コンビニなどで売られているプロテインドリンクやプロテインバーは美味しいですが、カロリーも多く含まれているので、当然食べ過ぎればカロリーオーバーになり太ってしまいます。

せっかく健康を意識して栄養を摂ろうとしているのに、悪影響が出るのは辛いですよね。そうならないためにも、何をどれくらい摂取すればいいのかきちんと調べてから取り入れるようにしましょう。

正しく取り入れることができれば、今よりも健康な体を作ることは可能です。「体に良いから」と安易に手を出すのではなく、自分に合った方法で元気な体を作っていきましょう!

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