岡山市東区沼の浮田小5年生19人が20日、昔ながらの足踏み水車を使って学校近くの田んぼに水を入れる作業を体験した。先人の苦労や食の大切さを学ぶ狙い。
地元のボランティアが、かつて地域で使っていた3基の木製水車(直径約1.5メートル)を用水路に設置。児童は1人ずつ水車に乗り、「体重を後ろにかけてごらん」とアドバイスを受けながら踏み込み、回転させて水をくみ上げた。落ちないようにバランスを取りながら、交代で田んぼに水を引いた。
男子(10)は「水車が止まりそうになると、もう一度回転させるのに力がいった。昔の人の大変さが分かった」と話した。
総合的な学習の時間で米作りを学ぶ一環。26日ごろの田植えと、10月下旬に予定している収穫作業も体験する。