土佐に里帰り、波乱の展開にSNS悲鳴「前半と後半の落差よ」

造り酒屋「峰屋」の跡取り息子として生まれた主人公がいつしか植物に魅入られ、やがて学問の道へと進んでいく連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。6月20日放送の第57回は、万太郎と寿恵子がまつに挨拶をしに行き、その半年後に万太郎の故郷・佐川へと帰るなど盛りだくさんの内容となった(以下、ネタバレあり)。

高知・土佐へ里帰りする万太郎(神木隆之介)、寿恵子(浜辺美波)、竹雄(志尊淳)(C)NHK

ついに思いを通わせた万太郎(神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)。2人は寿恵子の母・まつ(牧瀬里穂)に結婚を許してもらうため、実家の和菓子屋「白梅堂」を訪れる。まつは万太郎の経済状況や、自分がいつでも2人を助けられないことを心配するが、2人の覚悟を目にし結婚を許す。

それから半年が経ち、万太郎、寿恵子、竹雄(志尊淳)は土佐に里帰り。土佐の植物と久しぶりに触れ合い喜びいっぱいの万太郎だったが、実家の「峰屋」は酒税に苦しめられ、姉・綾(佐久間由衣)も苦境に立たされていたのだった。

万太郎と寿恵子が結婚を決め仲睦まじい様子が描かれた今回の放送では、和菓子職人・文太(池内万作)が故郷に帰ることになり、まつが文太を支えるためついていくことが明らかになった。

一方で、放送終盤では祖母・タキ(松坂慶子)が弱りきり、綾たちが造石税に苦しめられるシーンも描かれ、SNSでは「前半と後半の落差よ・・・」「なんなの今日ももう! ニヤニヤさせておいて峰屋の一連の流れでヒヤヒヤさせる」「何とかしてくれ万太郎ー!」など、展開の落差に悲鳴が多く上がっていた。

放送はNHK総合で朝8時から、BSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。6月21日放送の第58回では、万太郎が役者に詰め寄られる姉・綾を助け、祖母・タキの病状を知る。

文/つちだ四郎

© 株式会社京阪神エルマガジン社