コミュニティ・シールドのキックオフ時間が変更…シティサポーターのボイコット呼びかけで90分前倒しに

[写真:Getty Images]

新シーズンのコミュニティ・シールドのキックオフ時間が変更となった。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が伝えている。

シーズン開幕を告げるコミュニティ・シールドはリーグ王者とFAカップ王者が対戦する決まりだが、どちらもマンチェスター・シティが制していたため、プレミアリーグ2位のアーセナルが参戦することに。

当初、試合は8月6日(日)の現地時間17:30(25:30)にロンドンのウェンブリー・スタジアムで開催予定だった。

しかし、このキックオフ時間に対しては、マンチェスターからの移動に片道2時間半以上を要するシティファンが難色を示し、1894シティサポーターグループが多くのファンに向けてスタジアム観戦のボイコットを呼びかける事態に発展していた。

これを受け、シティはアーセナルとイングランドサッカー協会(FA)に対して、キックオフ時間の変更を打診。この結果、現地時間17:30から16:00に変更となり、シティサポーターの帰宅時間が若干早まる形となった。

ただ、このキックオフ時間変更がシティサポーターを完全に納得させられるかは微妙なようだ。

シティの広報担当者は今回のキックオフ時間変更に際して、以下の声明を発表している。

「FAと連絡を取り、私たちの懸念を表明し、当初日曜日の午後5時30分のキックオフ時間が選ばれた理由を明確にしたため、キックオフを前倒しする決定が下されたことを嬉しく思います」

「これによってファンの移動の問題が完全に軽減されるわけではないことは理解していますが、キックオフ時刻をもっと早めることを希望していましたが、午後4時という新しいキックオフ時刻が変化を生むことを願っています」

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