「自信を持ってくれる結果と内容になった」苦手・南米のペルーに4発快勝、森保一監督は手応えも更なる高みへ「全てにおいてレベルアップ」

[写真:Getty Images]

日本代表の森保一監督が、試合後の記者会見で勝利を喜んだ。

日本代表は20日、パナソニック スタジアム 吹田で行われたキリンチャレンジカップ2023にてペルー代表と対戦した。

22分に伊藤洋輝の代表初ゴールで先制した日本は、37分に三笘薫が追加点を奪取。折り返しての63分には伊東純也の得点でリードをさらに広げると、75分には途中出場の前田大然もネットを揺らす。

終盤には1点を返されたものの、4-1で勝利を収め、15日のエルサルバドル代表戦(6-0)に続く大量得点で勝利を収めた。

3月にはウルグアイ代表、コロンビア代表と南米の2カ国に対して勝利を収められなかった日本。しかし、今回はペルーにしっかりと勝利。6月シリーズ2試合で連勝を終え、目標を成し遂げられたと満足げに語った。

「ペルーはFIFAランクも我々とだいたい同じくらいの南米の強豪ということで、これだけの試合をしてくれた選手たち、非常に良い準備をしてくれて、試合に向けても全員が繋いで勝つということを表現してくれたと思います」

「この南米の強豪にこうやって勝てるということを自信に繋げて、次からの活動でもレベルアップを目指していきたいと思います」

苦手としていた南米勢との戦い。決して力がないわけではないペルー相手に、しかもアグレッシブにプレスをかけ、守備でも強度を持ってきた相手に勝利を収められた。

この試合では入りをしっかりできたことに加え、両サイドもアグレッシブにプレー。ビルドアップやカウンター、攻守の切り替えなど、チームのテーマをピッチ上でしっかりと体現することができた。

「選手たちが局面でも戦ってくれて、個々の役割の中で勝ってくれて、チームとして組織的にも良い守備ができ、攻撃に繋げてくれたかなと思います」

「最後、誰が出ても機能するという部分では、失点してしまったところは反省しなければいけないと思いますが、我々がやってきたとことに選手たちが自信を持ってくれる結果と内容になったかなと思います」

消化不良に終わった3月の2試合から、大きく改善した今回の2試合。次の活動は9月、アウェイでドイツ代表と対戦することが決まっている。

森保監督は今後の戦いに向けて「全てにおいてレベルアップしないといけないです」とコメント。「サポーターの皆さん、テレビの前で全国の皆さんが応戦して下さったと思うので、感謝の気持ちを持ちながら勝って喜んでいただけるように、これからも上を目指して頑張りたいです」とコメント。“世界一”を目標とするチームが、この先どう強化されていくのか、楽しみだ。

© 株式会社シーソーゲーム