全固体電池普及・拡大へ 出光興産、固体電解質第1プラントの生産能力増強

出光興産株式会社(以下、出光興産)は、全固体リチウムイオン二次電池(以下、全固体電池)の普及・拡大へ向け、固体電解質の小型実証設備第1プラントの生産能力を増強する。

次世代型の電池の本命とされる全固体電池は、主にEVにおける航続距離拡大・充電時間の短縮・安全性向上が期待されている。自動車・電池メーカー等は開発を加速させており、それに伴い材料ニーズがより一層高まっている。

今回の第1プラントの生産能力補強は、24年度内に完工する予定だ。さらに、同社は、小型実証設備第2プラントも7月より稼働開始し、全固体電池の開発を進める自動車・電池メーカーなどへ供給していくという。

なお、同社は、全固体電池およびそれを搭載したEVの実用化に向け必要不可欠な固体電解質の性能の向上および量産技術の開発を加速させ、質と量の両面で応える。これにより、全固体電池の普及・拡大に貢献していくと述べている。

(出典:出光興産 Webサイトより)

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