釣り人だったら見ただけで瞬時にわかるブリとカンパチの見分け方。しかし、初めて見る人にはどちらも同じような見た目の魚で、見分けるのが難しいブリとカンパチの違いについて解説。覚えておいて損はないのでご一読ください!
→秒でわかる《ブリとカンパチ》の見分け方
●文:ルアマガプラス編集部
ブリとカンパチの見た目の違いを知る。
まず、ぱっと見て色の違いで一目瞭然。青みがかった色をしたブリと比べると。カンパチの体色はやや黄色がかっている。さらにカンパチの頭の形はが丸みをおびている。そして体高が高いカンパチに比べると、細身で直線的なブリ。よく見ると胸ビレの形も違う。
― ブリとカンパチ、注目すべきは口元!
体色や体高など比較できる環境であれば見分けがつくが、魚が単体だと難しい。そういったときは口元の形に注目! ブリの口元が尖っているのに対してカンパチは丸みを帯びている。
― ブリとカンパチを食べ比べて違いを知る。
ブリはカンパチよりも脂がのっており甘みを感じることができる。対してカンパチはブリと比べて締まった肉質をしており、食感を楽しむことができる。ブリは冬場に脂がノリノリになって美味しさに磨きがかかるが、カンパチは年間を通して安定して美味しい。
― ブリとヒラマサの見分けは上級者向け
上顎後端上が角ばっているのがブリで、ヒラマサは丸いことで区別がつく。また、ヒラマサの胸鰭は腹鰭よりも短いが、ブリの胸鰭と腹鰭はほぼ同じ長さ。ブリは寒い地域にも生息するが、ヒラマサは温帯、熱帯地域に多く生息し、日本沿岸でも水温の高い地域にいる。ブリと違って食の旬は夏である。
市場などに出向いた際に、ブリ・カンパチ・ヒラマサが並んでいることがあれば是非口元に注目してみていただきたい。