米中首脳、11月に会談の可能性 国務長官、軍の対話「不可欠」

バイデン米大統領(ゲッティ=共同)、中国の習近平国家主席

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は19日、CBSテレビのインタビューで、11月にサンフランシスコで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせ、バイデン大統領と中国の習近平国家主席が会談する「可能性がある」と明言した。秦剛国務委員兼外相の訪米で合意したことに触れ、首脳会談に向けて調整を進める考えを示した。

 18~19日に訪中したブリンケン氏は、習氏や秦氏、外交担当トップの王毅・共産党政治局員らと会談。インタビューでは中国が拒否する軍同士のハイレベル対話について「重要というより、必要不可欠だ。中国側もよく理解している」と強調、折衝が続いていると語った。

© 一般社団法人共同通信社