ノルウェー郊外の住宅団地 4人の子供たちの遊びが狂気に変わる 「イノセンツ」公開決定

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「わたしは最悪。」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたエスキル・フォクト監督によるサイキックホラー「イノセンツ」が、2023年7月28日より劇場公開されることが決まった。

「イノセンツ」は、ノルウェー郊外の住宅団地を舞台とした作品。夏休みに友達となった4人の子供たちは、親たちの目の届かないところで隠れた力に目覚める。近所の庭や遊び場で、新しい力を試すうちに、奇妙なことが起こりはじめる。

監督を務めたのは、「わたしは最悪。」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたエスキル・フォクト。ヨアキム・トリアー監督の右腕として、これまで「母の残像」「テルマ」「わたしは最悪。」の脚本をトリアー監督と共同で手がけてきた。「イノセンツ」はフォクト監督の長編二作目で、監督作品の日本劇場公開は初となる。2021年の第74回カンヌ国際映画祭では「ある視点部門」に正式出品され、2022年のノルウェーのアカデミー賞と称されるアマンダ賞では、監督・撮影・音響・編集の4部門受賞した。

エスキル・フォクト監督は、大友克洋の漫画「童夢」からインスピレーションを受けて「イノセンツ」を創り上げた。撮影監督のシュトゥルラ・ブラント・グロヴレンにも、「童夢」の世界観を意識するよう指示したという。フォクト監督は、「大友監督の世界は非常にリアルでありながら、スタイリッシュ。作品作りにおいて非常にインスピレーションを得ました」と語っている。

【作品情報】
イノセンツ
2023年7月28日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
配給:ロングライド
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