「サラダボウル」健康志向追い風 国産使用の専門店が好調

サラダを主食のように食べるサラダボウルの需要が広がっている。首都圏を中心に都市部でサラダボウル専門店を展開する「WithGreen」(東京都中央区)は、高まる健康志向を追い風に店舗数を拡大。2016年に初出店し、今年5月末で20店舗になった。流行に敏感な20~40代を中心に支持されており、女性だけでなく男性の利用も多い。

国産野菜にこだわり、季節メニューを含めて約10種類のメニューを展開。全20店舗で1日当たり約3000食を販売する。東京都千代田区にある有楽町イトシア店の5月販売数量は、1日平均280食に上った。

1食で23グラムのタンパク質を摂取できる「レッドチリチキンのコブサラダ(Mサイズ1310円)」や、野菜350グラムを摂取できる「1日分のまるごとサラダ」(同1130円)などが人気だ。

材料の国産野菜は、青果卸売会社のデリカフーズなどから仕入れる。トマトは、カットしてかき混ぜても形が維持できるものを選んでいる。

オフィスや商業施設が集積する地域でのニーズが高く、都市圏を中心に全国展開を目指す。目標の100店舗達成に向け出店を加速させていく。

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