男女格差125位に危機感広がる 過去最低は「怠慢の結果」

浜田真里さん

 世界経済フォーラム(WEF)の「男女格差(ジェンダー・ギャップ)報告」で、日本が過去最低の125位だったことに、国内で格差是正を目指す人たちは「国による怠慢の結果」などと批判した。138位に沈んだ政治分野への危機感は特に強く「政策に女性や子どもの視点が入らない」との懸念が広がった。

 女性議員らを支援する「スタンド・バイ・ウィメン」代表の浜田真里さんは「日本が女性議員を増やす取り組みを積極的にしてこなかったつけが回った。同質性が高い男性中心の議会では、性暴力や緊急避妊薬といった女性に関わる社会問題のほか、少数派の声が拾われにくい」と指摘した。

日本のジェンダー・ギャップ指数

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