サノフィ、Exscientiaと提携。AIを活用してがんや免疫疾患の治療薬を開発

[vc_row][vc_column][vc_column_text]サノフィとExscientia社は1月7日、ExscientiaのAIベースのプラットフォームを活用して、がんと免疫性疾患において最大15の低分子候補物質の開発する研究協力およびライセンス契約を発表しました。

サノフィの最高科学責任者であるFrank Nestle氏は「洗練されたAIとマシーンライニングを活用することで、創薬のタイムラインを短縮するだけでなく、患者にとってより高品質でより的を絞った医薬品を設計するのに役立つ」と述べています。[/vc_column_text][vc_column_text]Exscientia社のCEOであるAndrew Hopkins氏は、両社が「我々のプラットフォームを活用して、AIが設計した薬剤候補を患者組織モデルに対してテストし、マウスモデルなどの従来のアプローチよりもはるかに高い精度を提供することができる。臨床試験の何年も前に実際のヒトの組織に対して候補をテストするというアプローチが可能になる。」

Exscientia社は、標的の発見とともに、低分子薬の設計と最適化、開発候補品の指名までの活動を主導し、サノフィ社は、前臨床および臨床開発、製造、商品化を担当します。

目次

買収額は最大53億ドル

合意された条件に基づき、サノフィは1億ドルの契約一時金を支払うとともに、将来の研究、トランスレーショナルリサーチ、臨床開発、規制、商業上のマイルストーンを最大約52億ドルまで受け取る契約内容と発表されています。

さらに、サノフィがこの提携による治療薬を販売した場合、製品の売上高に応じて1桁台後半から10桁台後半の段階的なロイヤルティを受け取ることも含まれています。この契約には、臨床共同出資のオプションも含まれており、共同出資した製品の純売上高に対するロイヤルティ率は最大21%まで引き上げられることになります。

2019年、サノフィは、炎症と免疫における2つの異なるターゲットを標的とすることができるExscientiaの二重特異性低分子候補を導入しています。Exscientiaは、ロシュ、BMSとモAI創薬パートナーシップを締結しています。

参照

Sanofi, Exscientia using AI to develop drugs for cancer, immune diseases[/vc_column_text][/vc_column][/vc_row]

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