【Insights4オンコロジー】今週のオンコロジー関連ニュースのまとめ

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目次

Autolus社がBlackstoneからの最大2億5000万ドルを使ってCAR-T開発を済ませる

2021/11/9
Blackstone Life Sciencesから授かる最大2億5000万ドルを使い、おそらく毒性が低くて疲れにくいCD19標的キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)obecabtagene autoleucel (obe-cel) による急性リンパ性白血病(ALL)治療の臨床開発を済ませることをAutolus Therapeutics社が目指します。

BioXcel社のDPP阻害剤がT細胞やNK細胞を促して膵癌の抗PD1治療を改善しうる

2021/11/9
BioXcel Therapeutics社のDPP阻害剤talabostat(タラボスタット、BXCL701)がナチュラルキラー(NK)細胞やCD8+T細胞を腫瘍により入らせて抗PD1薬の膵癌治療効果を高めうることがマウス実験で示されました。

Calithera社のグルタミナーゼ阻害剤テラグレナスタットが肺癌にも無効

2021/11/8
腎臓癌に歯が立たなかったCalithera Biosciences社のグルタミナーゼ阻害剤telaglenastat(テラグレナスタット)が肺癌にも無効でプラセボ対照第2相試験(KEAPSAKE)が中止されました。

CD47阻害剤のぱっとしない試験結果の学会発表が続いてALX社の株価が連続下落

2021/11/11
CD47/SIRPα軸界隈の一社ALX Oncology社のCD47阻害剤evorpacept(エボルパセプト、ALX148)の今週と先週の冴えない試験結果学会発表を受けて同社の株価が続けざまに下落しました。

HPVワクチンの甲斐あってイングランドでの若い女性の子宮頸癌は今やほぼ皆無

2021/11/9
英国イングランドのデータを調べたところヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種の甲斐あって1995年9月1日以降に生まれた女性の子宮頸癌はほぼ皆無となりました。

Immatics社のPRAME抗原標的T細胞がPh1a試験の進行固形癌患者の半数に奏効

2021/11/10
PRAME抗原起源ペプチドを標的とするT細胞受容体(TCR)仕立てのT細胞IMA203がPh1a試験で難儀な固形癌患者2人に1人に効いたことをImmatics社が発表しました。

Ligand社が好調の抗体創薬事業OmniAbを上場企業として独立させる

2021/11/11
Ligand Pharmaceuticals社が好調の抗体創薬事業OmniAbを上場企業として独立させて更に飛躍できるようにします。

Lillyから手に入れたCHK1/2阻害剤を開発するAcrivon社が1億ドル調達

2021/11/12
Eli Lillyでお払い箱になったCHK1/2阻害剤prexasertib (プレキサセルチブ、ACR-368) の臨床開発を進めるAcrivon Therapeutics社が1億ドルを調達しました。

Mirati社のKras阻害剤とMerckのKeytrudaの併用による肺癌初治療で7人中4人奏効

2021/11/10
Mirati Therapeutics社が3Q決算で披露したPh1/2試験(KRYSTAL-1)Ph1b段階途中解析の結果、先月10月21日時点で効果の評価が可能だった非小細胞肺癌(NSCLC)初治療患者7人ばかりのうち4人(57%)が同社のKras阻害剤アダグラシブ(adagrasib)とMerck & Coの抗PD-1薬キイトルーダ(Keytruda;pembrolizumab)の併用で部分寛解を達成しました。

NovartisがXencorのもう1つの二重特異性抗体の権利も放棄

2021/11/10
急性骨髄性白血病(AML)へのPh1試験段階のCD123 x CD3二重特異性抗体vibecotamab(ビベコタマブ、XmAb14045)の権利放棄もNovartisがXencorに通知しました。

Poseida社が骨髄腫治療CAR-Tのうち一括生産の方を続けて患者毎作製の方を断念

2021/11/11
多発性骨髄腫へのBCMA標的キメラ抗原受容体T細胞(CAR-T)のうち患者毎に作る方P-BCMA-101をPoseida Therapeutics社が断念し、一括生産可能な方P-BCMA-ALLO1の開発を続けます。

T細胞受容体Vβ変種活性化抗体による癌治療を開発するMarengo社が発足

2021/11/10
T細胞受容体(TCR)Vβ変種を活性化して抗腫瘍T細胞活性を促す抗体STAR0602を開発するMarengo Therapeutics社の設立を生命科学投資会社ATPが発表しました。

パルミチン酸はシュワン細胞に再生促進性細胞外基質を分泌させて癌転移を促す

2021/11/14
オレイン酸やリノール酸ではなくパルミチン酸が癌の転移を促し、その作用は腫瘍内のシュワン細胞が分泌する特殊な再生促進性細胞外基質と関連することが示されました。

消化管間質腫瘍患者へのDeciphera社のチロシンキナーゼ阻害剤の第3相試験失敗

2021/11/8
古参のチロシンキナーゼ阻害剤imatinib(イマチニブ)治療経験がある消化管間質腫瘍(GIST)患者へのDeciphera Pharmaceuticals社のチロシンキナーゼ阻害剤Qinlock(ripretinib、リプレチニブ)の第3相試験(INTRIGUE)で目当ての効果が認められませんでした。

前立腺癌男性のアンドロゲン枯渇治療とCOVID-19死亡率低下は関連せず

2021/11/14
男性の方が女性より新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で死にやすいということは男性ホルモン・アンドロゲン枯渇治療(ADT)の前立腺癌男性はCOVID-19で死に難いかもしれません。

肉腫へのAdaptimmune社のT細胞治療afami-celのピボタルPh2試験が目標達成確実

2021/11/13
肉腫(滑膜肉腫と粘液/円形細胞型脂肪肉腫)へのAdaptimmune Therapeutics社のMAGE- A4抗原標的T細胞治療afamitresgene autoleucel (アファミトレスゲン/afami-cel, ADP-A2M4) の第2相試験(SPEARHEAD-1)の途中解析で評価可能患者47人中16人が部分寛解に至っており(奏効率34%)、同社によると今年中の最終解析での主要目標到達が確実となりました。

乳癌手術後7-10日目からの運動は回復を助けて肩や腕の不自由さを減らす

2021/11/11
乳がん手術から7-10日後からの運動は回復を助けて肩や腕の不自由さを減らすことが英国での無作為化試験で示されました。

肺癌術前Opdivo投与のフェーズ3試験で無事生存も改善もしたことをBMSが報告

2021/11/9
非小細胞肺癌(NSCLC)手術前(ネオアジュバント)のBristol Myers Squibb(BMS)の抗PD-1薬Opdivo(オプジーボ;nivolumab、ニボルマブ)投与の第3相試験CheckMate -816途中解析で無事生存の改善が認められました。

武田薬品がShattuck Labs社とのPD-L1阻害/OX40伝達活性化剤の提携を打ち切り

2021/11/11
武田薬品がShattuck Labs社とのPD-L1阻害/OX40伝達活性化剤SL-279252の提携を打ち切り、Shattuck Labs社はその臨床開発を続行します。

老人特有の体調判定と対処方針を得た主治医の高齢者癌治療の深刻な害は少ない

2021/11/9
老化関連体調の判定(geriatric assessment)とおすすめの治療方針を主治医に渡すことで高齢者の進行癌治療の深刻な害が減ることが米国での無作為化試験で示されました。
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