都市間バス、約50キロで走行か 北海道5人死亡、運行記録に

 北海道八雲町の国道でトラックが都市間高速バスに衝突し、5人が死亡した事故で、バスは事故直前まで制限速度とほぼ同じ時速約50キロで走行していたとみられることが21日、運行していた北都交通(札幌市)への取材で分かった。現場にトラックのブレーキ痕はなく、道警は2台にかなり強い衝撃が加わったとみて調べている。

 北都交通によると、バスの運行記録計(タコグラフ)に速度の記録が残っていた。ドライブレコーダーは大破していた。

 トラックはブレーキをかけた痕跡がなく、道警はトラック側に過失があったとみて自動車運転処罰法違反(過失致死傷)の疑いで捜査している。

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