あす(木)にかけて 西日本で局地的に激しい雨 東日本も雨の範囲広がる

 西日本はきょう(水)午後も梅雨空が続き、雨脚の強まる所がある見込み。一方、東・北日本は晴れる地域が多く、日本海側で気温が高くなりそうだ。なお、大雨となっている奄美は、引き続き今夜遅くにかけて土砂災害に厳重な警戒が必要となる。

局地的に激しい雨

 西日本は雨の範囲が広がり、所々で雨雲が発達している。昼過ぎからあす22日(木)朝にかけては、九州や四国で局地的に雷を伴い激しく降る所があるため、落雷や突風、道路の冠水や土砂災害などに注意が必要だ。なお、奄美北部は、降り始めの16日(金)からの雨量が、500ミリを超えている所がある。きょう午後も、局地的に非常に激しい雨の降るおそれがあるため、土砂災害に厳重な警戒が必要だ。

 あす(木)は九州で天気が回復するが、その他の西日本や東日本は雨の降る所が多く、四国は朝まで激しい雨の降る所がありそうだ。夜以降は、東北でも雨が降り出す見通し。東・北日本できょう暑くなる地域でも、あすは気温が下がる見込み。東京は最高気温が23℃くらいに落ち着き、あすの夜は少し冷えるくらいに感じるかもしれない。

週末は蒸し暑く

 23日(金)日中は、雨の中心が北日本へ移る見込み。東日本は晴れる地域もあるが、関東は天気が変わりやすく、夕方以降はにわか雨や雷雨の所がありそうだ。24日(土)は比較的、晴れ間の出る地域が多いものの、やはり午後は急な強い雨に注意が必要となる。25日(日)は梅雨前線に伴う雨雲が、九州にかかる見通し。

 週末は、全国的に蒸し暑さが本格化して、季節の進みを実感しそうだ。沖縄は晴れて、強烈な日差しが降り注ぐ見通し。

(気象予報士・高橋和也)

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