本番さながら 消防技術で県出場の選手ら 幹部前に出場種目実演/岡山・津山市

第35回消防救助技術県大会に岡山県の津山圏域消防組合から出場する隊員の激励会が16日、同県津山市林田の同組合本部で開かれた。選手たちは競技種目の練習の成果を披露し、同僚らに大会での活躍を誓った。

同組合からは計32人がロープブリッジ渡過とロープ応用登はん、ほふく救出、障害突破、ロープブリッジ救出に出場する。

幹部職員ら約20人が見守る前で、出場種目を実演。ロープブリッジ救出では、3人1組で、2人が水平に張られた20メートルのロープで対面する建物に進入。要救助者をロープにつり下げ、けん引し救出した。そのあと2人が脱出するまでを本番さながらの緊張感で披露した。

水田啓介消防長は「人命救助という崇高な消防の理念を胸に刻み、大会に臨んでいただきたい」と激励。隊員を代表して石原和浩消防士長(31)が「感謝の気持ちを胸に、勝ちにこだわり、1人でも多く中国大会への切符を手にしたい」と決意を述べた。

大会は21日、岡山市の市消防教育訓練センターで開かれる。

© 津山朝日新聞社