中型ジェット旅客機ボーイング767が国内で運航を開始してから40年を迎えた21日、全日空が記念イベントを羽田空港で開き、767の現役機長中里恭洋さん(39)が特別に搭乗前に披露したアナウンスで「今後も安全運航、さらなる快適な空の旅を提供したい」と呼びかけた。
イベントは初就航と同じ松山便の出発前にあり、この40年で全日空の客室乗務員(CA)が着用した歴代制服も披露。松山便の搭乗客には、ストラップなどの記念品も手渡された。中里機長は「『同級生』ということに縁を感じている。長い歴史の中で成熟し、安全面でも完成された飛行機だ」と767への思いを述べた。