バルセロナとアル・ナスルでブロゾビッチ争奪戦? インテルは売却成功でフラッテージ獲得に前進か

[写真:Getty Images]

バルセロナとアル・ナスルがインテルのクロアチア代表MFマルセロ・ブロゾビッチ(30)争奪戦を展開しているようだ。『スカイ・イタリア』が報じている。

2015年1月から8シーズン半にわたってインテルでプレーしているブロゾビッチ。中盤の軸として長らくチームを支えてきたが、今季は負傷離脱も目立った。その間はトルコ代表MFハカン・チャルハノールやアルバニア代表MFクリスティアン・アスラニが代役を務め、ブロゾビッチのリーグ戦先発数は19試合に留まっている。

そんなブロゾビッチに対し、シーズン途中にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと契約したサウジアラビアのクラブ、アル・ナスルが興味を持っているようで、1500万ユーロ(約23億円)のオファーをすでにインテルに送っていた模様。インテルが2500万ユーロ(約39億円)を要求した後、今度はオファー額を1800万ユーロ(約28億円)に増やしたようだ。

また、バルセロナもブロゾビッチの獲得を望んでいるようで、まだ正式なオファーは出していないものの、アル・ナスルと同じ1800万ユーロのオファーを準備しているとのこと。ブロゾビッチには年俸700万ユーロ(約11億円)の3年契約を提示するつもりのようだが、アル・ナスルが提示している年俸額よりはるかに低いとみられている。

インテルはブロゾビッチの売却に成功すれば、サッスオーロのイタリア代表MFダビデ・フラッテージ(23)との契約成立に向け、本格的に動き出すことができるようだ。現在インテルとサッスオーロの関係は良好で、フラッテージもインテル移籍を基本的には受け入れているという。フラッテージに対しては、ユベントスやローマなど複数のクラブが関心を示しており、今夏の人気銘柄となっている。

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