札幌市・南区 クマの目撃が相次ぐ

きのうから今朝にかけて、札幌・南区でクマの目撃情報が相次ぎました。警察や札幌市は警戒を強めています。

きのう午後4時40分ごろ、札幌・南区の藻岩山の斜面でクマ4頭から5頭を目撃したと、近くにいた人から通報があり、駆けつけた市の職員が体長1.5mほどのクマ1頭を目撃しました。

現場はすぐ近くに住宅街もあるエリアで、クマは手前に規制線が張られた橋の向こう岸あたりまで来て、そこから山の奥へ向かっていったということです。クマの出没を受け今朝、近くの小学校では保護者の見守り登校が行われました。保護者は「ヒグマがたくさん出たということで送ってきた。怖いですね」と話しました。

また、南におよそ1.5km離れた真駒内公園でも早朝、クマの目撃情報が3件相次ぎました。道は当面の間、公園を全面閉鎖することを決めました。公園を散歩していた人は「だいたい毎日(散歩している)。ここには入れないので、この辺を回ろうかなと」と話します。市は、きのうと今日のクマが同一個体の可能性もあるとみて、付近のパトロールを行い注意を呼び掛けています。

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