マイナンバーカードと一体の「マイナ保険証」を巡り、利用患者の56.5%が「メリットは特にない」と感じていることが厚生労働省の調査で21日分かった。政府は来年秋に従来の健康保険証を廃止しマイナカードに統一する方針だが、理解を十分に得られていない。
5月にインターネットで調査。マイナ保険証での受診歴を持つ10~70代の男女計千人のうち56.5%が、実感したメリットは「特になし」と答えた。
メリットを感じた内容は複数回答で「問診票の記載内容が少なくなり手間が減った」「薬剤や特定健診の情報を紙で持参する必要がなくなった」が各14.4%。