【シンガポール共同】東南アジア配車アプリ最大手グラブは21日までに、全社員の11%に当たる約千人の人員削減をすると発表した。東南アジアの配車アプリ業界は競争が厳しく最終赤字が続いており、高コスト体質を改める。
グラブにはソフトバンクグループやトヨタ自動車などが出資している(今年2月時点)。
アンソニー・タン最高経営責任者(CEO)は20日、社員向けの手紙を公表し「(事業環境の)変化はかつてないほど速い。生成AI(人工知能)は恐ろしいスピードで進化し、資本コストは高くなっている」と人員削減に理解を求めた。