「あれは脅迫なんだよ」爆笑問題・太田 キャンドル氏の「命を絶つ」発言への“切実な提言”に賛否

「脅迫で『私、死にます』っていうのは、あれを言われると何も言えないなって思っちゃうんだよね」

6月20日深夜放送の『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』(TBSラジオ)で、こう語ったのは爆笑問題・太田光(58)。広末涼子(42)の夫でアーティストのキャンドル・ジュン氏(49)が、18日に行った記者会見で語った内容に持論を展開した。

騒動の発端は、6月8日発売の「週刊文春」で広末がフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)と不倫関係にあると報じられたこと。両者とも記者の直撃に否定していたが、一転して14日に謝罪文を発表し報道を認めた。

妻の不倫騒動を受けて、約1時間半にわたる会見で家族や自らの活動、平和への思いについて語ったキャンドル氏。加熱する報道や誹謗中傷が子供たちに与える影響にも言及し、次のように警鐘を鳴らしていた。

「匿名でいろいろ書かれる方、できればやめていただきたいなと思いますが、脅迫文を送ったりとか、そういうことも自分へはいいですが、会社とかスタッフには送ってほしくなくて、お願いしたいですし、これだけさらけ出してもなおそれが止まらないのであれば、それを理由に次は私が命を絶とうと思います。これを脅迫と思ってもらっていいです」

キャンドル氏の発言に対して冒頭のように疑問視した太田は、こう続けた。

「俺はあんまりいただけない。これは俺個人の意見だけど、あれは『殺すぞ』っていう脅迫と一緒だからね、あれを言われちゃうと。それこそ今、もうワイドショーなんてビビりまくってさ。何にも言えない。あれは脅迫なんだよ、本当に」

また、「確かに嫌だよ、嫌だから。キャンドルさん死なないでほしいなって普通に思うし」と慮った太田。その上でキャンドル氏の“矛盾”を、こう指摘したのだった。

「あの人、福島でいかに命が大切かってやってるわけじゃん。素晴らしい活動なわけなじゃない。あそこで火を灯して鎮魂してるわけでしょ、『こんなことがあっても生きていきましょうね』ってやってる人がだよ。『今度やったら俺、死にますから』っていうのは、自分のやってる活動すら整合性がとれないというかさ。『命が大切』っていうのが、あの人のメッセージの肝なわけじゃない。それを脅迫の道具のとして自分の命のことを言うのは、俺はちょっと……」

そんな太田は、亡き父・三郎さん(享年83)が生前に「自殺する」とよく家族に漏らしていたと明かし、「嫌なもんだよ」とコメント。「キャンドルさんの子供がどう思うかわからないけど」と前置きしつつ、自らの家庭と重ねて「『自殺するぞ』っていう脅迫は本当に言ってほしくない」と語っていた。

太田の私見にネット上では、《太田さんの命に対する気持ちが伝わる》《ある意味そう取れる発言。太田の言う通り》と賛同する声が。一方で、《子どもを守るために使ったのでしょ》《それだけ精神的な苦痛があるのだろう》と異論を呈する声も上がっている。

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