エミネム、映画『8マイル』で着用した衣装がアカデミー映画博物館に寄贈

エミネムが、2002年の映画『8マイル』で、B-Rabbitという芸名を名乗ったジミー役で着用した衣装が、映画芸術科学アカデミーの膨大なコレクションに寄贈された。このコレクションは、米ロサンゼルスのアカデミー映画博物館、マーガレット・ヘリック図書館、アカデミー映画アーカイブに所蔵されている。

2003年3月に同作のサウンドトラックに収録されている「ルーズ・ユアセルフ」が、ヒップホップ楽曲として初めて【アカデミー賞】の<歌曲賞>を受賞した。エミネムはジェフ・バスとルイス・レストと賞を分け合った。この大ヒット曲は2002年から2003年にかけて米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で12週連続首位を記録した。

映画芸術科学アカデミーは1927年以来、映画と映画関連資料の収集と保存を続けている。その永久コレクションは、1,300万枚以上の写真、830万枚の切り抜き、95,000部の脚本、73,500枚のポスター、145,000枚のプロダクションや衣装のデザイン画、45,000点の音源、39,000冊の書籍、1,900点の特別コレクション、242,000点の映画・ビデオ資産、8,000点の小道具、工程、プロダクション・アイテムなどを含む。

エミネムの衣装のほかにも、ダイアナ・ロスが【アカデミー賞】にノミネートされた1972年のデビュー作『ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実』の次に出演した『マホガニー物語』(1975年)で着用した、Julio Martinezによる衣装デザイン画が24枚寄贈された。ロスは【アカデミー賞】にノミネートされたバラード「マホガニーのテーマ」を歌い、Hot 100で1位を記録した。

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