5月訪日客189万人に回復 コロナ前の68%

東京・浅草の雷門前で記念撮影する外国人観光客ら=5月17日

 政府観光局が21日発表した推計によると、5月の訪日客は189万8900人だった。新型コロナウイルス禍前の2019年同月と比較すると68.5%に回復した。4月の66.6%を上回り、コロナ禍後の最高を更新した。

 5月は花見シーズン後の閑散期とされているが、韓国やシンガポール、カナダなどからの客が4月よりも伸びたことから好調だった。前年5月比では12.9倍。

 日本への団体旅行制限措置が続き大きく減っている中国を除けば、176万4500人で、19年比の回復率は87.5%に相当する。

 最多は韓国の51万5700人。台湾30万3300人、米国18万3400人、香港15万4400人。

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