MLBが米国最古のプロ野球球場にやってくる。日本時間６月21日、MLBは2024年６月20日（現地時間）にアラバマ州バーミンガムのリックウッド・フィールドでカージナルス対ジャイアンツの公式戦を開催する予定であることを発表した。リックウッド・フィールド（1910年オープン）はかつてウィリー・メイズもプレーしたニグロリーグのバーミンガム・バロンズの本拠地球場であり、1912年オープンのフェンウェイ・パークより長い歴史を持つ。ロブ・マンフレッド・コミッショナーによると、この試合はニグロリーグへの表敬試合として行われるようだ。
リックウッド・フィールドで行われるこの一戦は、ニグロリーグと、存命で最年長の殿堂入り選手であるメイズへの敬意を表す試合となる。メイズは「私が10代のときにプレーした場所でMLBの試合が行われるなんて信じられないよ」と大感激。「私がバーミンガム・バロンズの一員としてリックウッド・フィールドでプレーしてから75年が経つが、私の古巣であるジャイアンツとカージナルスがそこで試合をすると知って、本当に感動している」と語った。
この試合はカージナルスのホームゲームとして行われ、両軍ともニグロリーグに敬意を表してセントルイスとサンフランシスコにあったニグロリーグのチームのユニフォームを着用する。また、2024年の公式戦開催に向けて、MLBやバーミンガム市が協力してリックウッド・フィールドの改修を行う予定となっている。カージナルス対ジャイアンツの試合が行われる２日前、2024年６月18日（現地時間）にはマイナーＡＡ級のバーミンガム・バロンズ（ホワイトソックス傘下）対モンゴメリー・ビスケッツ（レイズ傘下）の試合も行われる予定だ。
MLB公式サイトによると、リックウッド・フィールドではメイズのほかにも、ハンク・アーロン、アーニー・バンクス、クール・パパ・ベル、ヨギ・ベラ、ロイ・キャンパネラ、オスカー・チャールストン、ロベルト・クレメンテ、ジョー・ディマジオ、ラリー・ドビー、ルーブ・フォスター、ルー・ゲーリッグ、ジョシュ・ギブソン、モンテ・アービン、レジー・ジャクソン、バック・レナード、ミッキー・マントル、スタン・ミュージアル、サチェル・ペイジ、フランク・ロビンソン、ジャッキー・ロビンソン、ベーブ・ルース、デューク・スナイダー、ホーナス・ワグナーといったレジェンドたちがプレーしたという。
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