阿波おどり「20万円」桟敷席 海外富裕層を想定、徳島

プレミアム桟敷席のイメージ(実行委員会提供)

 徳島市の阿波おどりの実行委員会は21日、8月12~15日に実施する阿波おどりで、1人20万円の「プレミアム桟敷席」を設けると発表した。主にインバウンド(訪日客)の富裕層の利用を想定。昨年までは最も高額でも5千円程度で、破格な価格設定となる。実行委事務局は「いろんな楽しみ方を提供したい」としている。

 1公演当たり20席用意。屋外の有料演舞場に設ける。4人掛けソファに座って踊り子の姿を正面から観覧でき、地酒や地鶏「阿波尾鶏」などを使った食事も楽しめる。踊り終えたばかりの踊り子による英語通訳付きの解説も予定している。インターネット経由で販売。既に数席予約されているという。

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