視野広く政財界に改革を直言 経営者らが牛尾治朗さん追悼

 元経済同友会代表幹事でウシオ電機創業者の牛尾治朗さんの死去が伝わった21日、広い視野と長期的な視点を持ち、政財界に改革を直言したとして、功績をたたえる声が相次いだ。50年以上の親交があるキッコーマンの茂木友三郎名誉会長は「とてもスケールの大きな経営者だった」と追悼した。

 茂木さんは、経済同友会の副代表幹事などの立場で牛尾さんに接した。「『立派な兄貴分』として尊敬していた」とし「小泉政権時の経済財政諮問会議で、民間議員として重要な役割を担ったのは特筆すべきことだ」と強調した。

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