土佐の造り酒屋で生まれ育った主人公が、やがて植物学を究めるため東京に出て奮闘する連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。６月２１日放送の第５８回では、故郷に戻った万太郎たちが、実家の酒屋が酒税で追い詰められていることと祖母の不調を知るシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。
左手前から、「峰屋」の現状について話す綾（佐久間由衣）、ふじ（石村みか）、寿恵子（浜辺美波）、万太郎（神木隆之介）(C)NHK
万太郎（神木隆之介）と寿恵子（浜辺美波）が将来を誓い合ってから半年後。相棒の竹雄（志尊淳）と３人で、久しぶりに佐川へと里帰りをする。実家の酒屋「峰屋」に到着すると、姉・綾（佐久間由衣）たちが役人に詰め寄られていた。
万太郎と竹雄が役人をとりなし、その場はなんとか収まるも、酒税のため峰屋が厳しい状況ということ、さらに祖母・タキ（松坂慶子）の体調が悪いことを知った万太郎は動揺する。しかし、病床のタキを訪ねると「まだ、認めちゃあせんき」と、結婚の許しをかけて寿恵子に百人一首で対決を挑むのだった。
今回の放送では、万太郎がタキに寿恵子を紹介すると「さぁ、勝負じゃ」「わしもこの家に嫁ぐ時はお義母さんと勝負いたしましたき」と百人一首で勝負を持ちかけるシーンが描かれた。
祖母の体調を案じていた万太郎があっけにとられるような百人一首対決が始まり、ＳＮＳでは「らんまん、神木隆之介との結婚を賭けた闇のデュエル（かるた）始まったのアツい」「タキさん登場で湿っぽい展開になると思いきや でも無理してるんやろうなぁ」「これが、きっとタキさん流のもてなしなんだろうなぁ･･･」など、驚きと興奮の声が寄せられ、ツイッターでは「タキさん」「百人一首」と関連ワードがトレンド入りした。
放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。６月２２日放送の第５９回では、百人一首対決をするタキと寿恵子だが、万太郎はタキの異変に気づく。
文／つちだ四郎
