18歳自衛官候補生の実名を掲載 週刊新潮、陸自小銃発射事件

 岐阜市の陸上自衛隊射撃場で男性隊員3人が撃たれた小銃発射事件で、「週刊新潮」(22日発売)が、自衛官候補生の男(18)=殺人容疑で送検=の入隊までの経歴などを特集した記事で、男の実名や顔写真を掲載したことが21日、分かった。

 週刊新潮編集部はコメントを出し「無差別大量殺人の惨事になる恐れもあり、社会に与えた衝撃はすさまじい。自衛隊への国民の信頼を揺るがしかねない問題で、重大性に鑑み、実名・顔写真を含め、背景を探る報道をすることが常識的に妥当と判断した」としている。

 昨年4月施行の改正少年法で18、19歳は「特定少年」に当たり、起訴されると氏名や顔写真などの報道が可能になる。

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