セーリング連盟が不適切会計処理 JSC助成金1700万円

 日本セーリング連盟の前専務理事が日本スポーツ振興センター(JSC)からの助成金のうち、約1700万円を不適切に会計処理していたことが21日、関係者への取材で分かった。連盟は調査委員会を設置し、今秋の理事会で処分する方針。

 前専務理事は1月ごろ、JSCからの2022年度助成金でマーケティング事業や大会運営を外部委託する際、連盟が規定する会長の決裁なしで随意契約していた。複数社の見積もりを取る必要がある場合も個人の判断で契約していた。

 前専務理事は2月の常任委員会で会計処理について指摘を受け、辞任した。

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