消防救助の正確さ、スピード競う 岡山で県大会 7種目に225人

ロープブリッジ渡過に挑む出場者

 第35回消防救助技術岡山県大会(県消防長会主催)が21日、岡山市消防教育訓練センター(同市中区桑野)で開かれ、14消防局・本部の225人が技術の正確性やスピードを競った。

 水平に張られた20メートルのロープを往復する「ロープブリッジ渡過」、15メートルを駆け上がる「はしご登はん」など個人・団体の7種目を実施。日頃の訓練で身につけた迅速な動作や的確な連携を披露した。

 5人一組で要救助者を地上7メートル地点に運ぶ「引揚救助」で優勝した倉敷市消防局の松本チームの片岡亮祐さん(32)は「風が強かったのでより丁寧な動作を心がけた。訓練で培った精神力を実際の現場で生かしたい」と話した。

 各種目の成績上位者は、7月19日に岡山市内で開かれる中国大会に出場する。

 他の優勝は次の皆さん。(敬称略、かっこ内は消防局・本部)

 ロープブリッジ渡過 梅垣勇人(笠岡)▽はしご登はん 舘上衛(同)▽ロープ応用登はん 長島チーム(赤磐)▽障害突破 森脇チーム(倉敷)▽ロープブリッジ救出 安藤チーム(津山)▽ほふく救出 藤島チーム(倉敷)

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