だぶって使用や兄弟を取り違え マイナカードの顔写真ミス、兵庫・加西で3件判明

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 マイナンバーカードのトラブルが全国で相次いでいる問題で、新たに兵庫県加西市で顔写真を取り違えて交付するミスが3件あったことが21日、同市への取材で分かった。

 同市によると、昨年9月、市職員が市内の事業所を訪れ、所属社員らの申請をまとめて受け付けた後、誤って同じ社員の顔写真を重複して使い、40代の男性に別人の顔写真を載せて11月に交付した。昨年12月には商業施設で派遣スタッフが受け付けをした際、手続きに訪れた30代の兄弟2人の顔写真を逆にして交付した。いずれも当事者から指摘を受けて判明。再交付を済ませたという。

 同市の担当者は「写真撮影の際は、申請者に名前を呼びかけて本人確認をするよう改善したい。申請書と写真の照合を徹底する」とした。(井川朋宏、敏蔭潤子)

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