夏至の夜 闇に溶け込む岡山城 温暖化防止へ県内でライトダウン

夜間照明が消され、闇に包まれた岡山城天守閣=21日午後8時25分

 夏至の21日、夜間照明を消して地球温暖化防止をPRする「ライトダウンキャンペーン」が岡山県内一斉に始まった。公共施設や民間事業所が明かりを消し、エコな生活の大切さを訴えた。

 岡山市内では、日頃は日没から午前0時まで岡山城を照らしているライトが午後8時に消され、「烏城」の異名を持つ黒い天守閣が闇夜に溶け込んだ。岡山シンフォニービルやイオンモール岡山もライトダウンに応じた。

 7月7日までの期間中、家庭や企業にも節電を呼びかける。岡山市ゼロカーボン推進課は「省エネを意識してもらう良い機会。キャンペーン終了後も無理のない範囲で協力してほしい」としている。

 キャンペーンは2003年に環境省が提唱し、19年以降は県が実施している。

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