再び海中の音感知も「正体不明」 潜水艇不明、酸素切れ迫る

潜水艇とツアー会社の最高経営責任者(上)=2018年9月(Alan Berner/The Seattle Times提供・AP=共同)

 【ニューヨーク共同】1912年に沈没した英豪華客船タイタニック号の残骸を見る観光ツアー中に行方不明になった潜水艇の捜索で、米沿岸警備隊の幹部は21日に記者会見し、カナダの哨戒機が前日に続いて21日も海中の音を感知したと明らかにした。海中探査機を投入しているが「音の正体は不明だ」と語った。

 潜水艇内の酸素が切れるとみられる22日朝(日本時間22日夕)が迫っており、21日も航空機と船舶による捜索が続いた。沿岸警備隊の幹部は酸素切れ以外にも「考慮すべき多くの要素がある」として、救出活動の中断を検討する段階ではないと強調した。

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