復興会議、議長声明を発表へ ウクライナ、汚職撲滅が焦点

21日、英ロンドンでクレバリー外相(右)と握手するウクライナのシュミハリ首相(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援策を協議するため、ロンドンで開かれている「ウクライナ復興会議」は22日、クレバリー英外相とウクライナのシュミハリ首相による共同議長声明を発表する。経済再建に向けて民間企業の参画を促すため、侵攻前から課題となっているウクライナの汚職撲滅が焦点の一つとなる。

 シュミハリ氏は21日、民間企業関係者ら千人以上が出席した復興会議で、透明性や財源の確保、民間の参画など、復興に向けた10項目を挙げた。「言葉だけで終わらせない」と述べ、改革を成し遂げると強調した。議長声明にもウクライナが目指す方向性が盛り込まれる可能性がある。

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