【BUMPOFCHICKENの寄付について】ロックバンドとしては異例の巨額寄付に取り組む姿に迫る

BUMPOFCHICKENとは?

BUMPOFCHICKENは藤原基央(ヴォーカル&ギター)、増川弘明(ギター)、直井由文(ベース)、升秀夫(ドラム)の4人メンバーからなる日本のロックバンドです。メンバー全員が1979年生まれ、千葉県佐倉市育ちという幼馴染同士で結成されました。2000年にシングル『ダイヤモンド』でメジャーデビューを果たし、翌年にリリースしたシングル『天体観測』がヒットを記録。一躍世間の注目を集め、その後は2007年に『花の名』が映画『ALWAYS 続・三丁目の夕日』の主題歌に起用されるなど活躍を続けています。

20thシングル『Smile』の収益6962万円を寄付

ここからはBUMPOFCHICKENがこれまでに行ってきた寄付やチャリティー活動について紹介していきたいと思います。

BUMPOFCHICKENは2012年に20thシングルとなる『Smile』での全収益6962万7833円を、東日本大震災の義援金として日本赤十字社に寄付したことで話題となりました。こちらの楽曲は、漫画家の井上雄彦氏が『被災地へエールを送るために』と描き下ろしたイラスト『Smile』が復興支援ポータルサイトのCMに起用された際に『音楽はBUMP OF CHICKENに担当してほしい』という井上さんたっての願いにより書き下ろされた楽曲だそうです。

BUMPOFCHICKENのメンバーはこの際、以下のようなコメントを残しています。

『皆さん1人ひとりの想いが集まりこのような額になりました。僕らにとっても、今までの活動にはなかった趣旨を含むリリースとなりましたが、多くの方々にご理解、ご賛同を頂き、大変ありがたく思います』

『依然厳しい環境にある被災地の一刻も早い復興を願うとともに、音楽家としてできることをこれからも続けていきます』

チャリティーバンドの収益を寄付

BUMPOFCHICKENはその他にも、東日本大震災や令和元年台風第15号、熊本地震による被害が起きた際に『チャリティーバンド』を発売し、その収益を復興支援として寄付しています。

東日本大震災での寄付

東日本大震災が起きた際には青色のチャリティーバンドを発売。これらは2011年12月から2012年1月にかけて開催したライブハウスツアー「BUMP OF CHICKEN 2011-12 TOUR『GOOD GLIDER TOUR』」にて発売されたグッズです。価格は1つ500円で、最終的には『GOOD GLIDER TOUR』での収益も合わせて義援金は4000万円以上にもなったそうです。これらの義援金は全て日本赤十字社へ東日本大震災義援金として寄付されました。

熊本地震での寄付

熊本地震が起きた際には赤いチャリティーバンドが発売され、合計で3500万円以上もの義援金を寄付したそうです。

令和元年台風第15号での寄付

令和元年台風第15号での被害が起きた際には黄色のチャリティーバンドが発売され、2300万円以上もの義援金を寄付しました。

これらのチャリティーバンドの収益による寄付は、大きな災害が起こるたびに取り組まれているようですね。ファンからはこうしたBUMPOFCHICKENによる継続的な寄付に対して、賞賛や感謝のコメントが多数寄せられています。

まとめ

いかがでしたか。BUMPOFCHICKENによるこれまでのチャリティー活動をみていくと、東日本大震災や熊本地震、台風などの災害復興支援に継続的に取り組んでいることが分かりました。情報があるだけでも、BUMPOFCHICKENのこうした災害復興支援での寄付金は1億5000万円以上にもなります。これが1バンドとして行われたと考えると、かなり異例な規模の寄付だと思います。BUMPOFCHICKENにはこれからも音楽活動だけではなく、こうしたチャリティー活動によってチャリティーの輪を世間に広めるきっかけになってほしいと感じました。

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