ボンベ運搬の安全不備疑い、愛知 県警、運転手と会社を書類送検

 愛知県豊田市の東名高速道路で昨年9月、大型トラックの荷台からガスボンベが落下し3人が死傷した車両火災で、県警は22日、ボンベを運搬する際の安全措置を怠ったとして、高圧ガス保安法違反の疑いで、大型トラックを運転していた男性(30)と勤務先の同県常滑市の会社を書類送検した。

 書類送検容疑は、LPGのボンベを運搬する際、トラックの荷台前方に積載し、ロープなどで確実に固定するなどの安全措置を取らなかった疑い。

 県警はガスボンベを落下させ、前方にいたトラックなど2台を巻き込む火災を起こしたとして、自動車運転処罰法違反(過失致死傷)容疑で男性を逮捕。昨年10月に処分保留で釈放した。

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