本州付近はきょう(木)午後も梅雨空 週末は東・西日本で蒸し暑い 気温変化に注意

  

  きょう(木)午後も、近畿や東日本で雨の降る所が多く、太平洋側で雨脚が強まる見込み。奄美や沖縄も雨雲がかかりやすく、雷雨となる所がありそうだ。奄美はこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、あす23日(金)にかけて土砂災害の危険度の高い状況が続く見通し。

東日本 冷たい雨

  梅雨前線や低気圧の影響で、この時間は東日本を中心に雨が降っている。太平洋側を中心に発達した雨雲が広がり、東海は今夜にかけて、関東は夕方~夜遅くに雨脚の強まる所がありそうだ。東北も南部を中心に、雨の範囲が広がる見込み。雨が降る地域では、特に東海や関東甲信で気温が上がらず、肌寒いくらいの所が多くなりそうだ。

 

  奄美から沖縄本島にかけては、これからあす(金)にかけても雨雲の通り道となる見込み。このため、いったん雨が止んでいる所でも、急な強い雨に対して注意が必要となる。奄美はこれまでの大雨で地盤の緩んでいる所があり、あす(金)にかけても土砂災害の危険度の高い状況が続く見込み。落雷や、竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。

週末 東・西日本は蒸す

  23日(金)は東海から西で晴れる所が多いが、北陸や北日本は不安定な天気が続きそうだ。関東は低気圧に伴う雨雲が離れ、雲の間から日差しが出そうだが、夕方以降は北部を中心ににわか雨がある見込み。24日(土)は北日本で天気が変わりやすいものの、東・西日本は晴れる所もあり、関東から西の地域は蒸し暑くなりそうだ。

  25日(日)は梅雨の晴れ間の続く地域が多いが、梅雨前線の北上に伴い、遅い時間には九州から雨雲がかかり始める見込み。その後、来週の前半は、西日本~東北で梅雨空が続きそうだ。一方、沖縄は週末にかけて晴れの範囲が拡大し、来週の前半は奄美付近でも夏空が広がる見通し。(気象予報士・高橋和也)

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