福島、湘南から地元出身DF柴田徹を育成型期限付き移籍で獲得!「地元のサッカーをより熱く盛り上げられるよう」

[写真:©︎J.LEAGUE]

福島ユナイテッドFCは22日、湘南ベルマーレからDF柴田徹(22)の育成型期限付き移籍加入を発表した。加入期間は2024年1月31日まで。背番号は「55」となる。

福島県出身の柴田。湘南の下部組織に所属しながらトップチーム昇格はならなかったが、今シーズン早稲田大学から加入した。

プロ初年度となった今シーズンは、いまだJリーグでの出場はなし。それでも、7日に行われた天皇杯2回戦のBTOP北海道戦で途中出場し、プロデビューを飾った。

故郷のクラブに武者修行へ出ることになった柴田は、両クラブを通じてコメントしている。

◆福島ユナイテッドFC

「この度、湘南ベルマーレから育成型期限付き移籍にて加入することになりました柴田徹です。改めて自分の地元でプレーできることを非常にうれしく思います。東日本大震災を経験してから、どんなときでも復興のために福島県をより良くするため、光が見えない中でも活動をし続けていた県民のみなさまに私は活力をいただいておりました。自分を奮い立たせる原動力となっていました」

「福島県出身のサッカー選手として、地元のサッカーをより熱く盛り上げられるよう、持っている自分の全てをぶつける所存です。今シーズン成績が思わしくない中で、獲得してくださった意味をしっかり受け止め、福島ユナイテッドFCの目標のために全身全霊で取り組んでいきます。ファン、サポーターのみなさまよろしくお願いいたします!」

◆湘南ベルマーレ

「この度福島ユナイテッドFCへ育成型期限付き移籍することになりました。まず、日頃より湘南ベルマーレをご支援いただいている皆さま、厚いご支援、誠にありがとうございます。そして、どんな時でも声を嗄らしながらも大声を出し、体力の続く限り飛び跳ね、選手を後押ししてくださっているファン、サポーターの皆様、いつも最高の応援をありがとうございます」

「これまでの約半年間は自分にとって毎日が刺激的で、自分のサッカー人生において非常に濃密な時間を過ごすことができました。去年大怪我をしてリハビリをしていた自分からは想像もできないような毎日で、楽しくもあり、また苦しくもあった半年間でした」

「チームの結果が出ない中、そして個人的にも試合に出場できない中で、いつでもどこでも『頑張れ』『待ってるぞ』と声をかけてくださったファン、サポーターの皆様には感謝しかありません」

「4年の時を経てこのクラブに戻って来れたことに喜びを感じていますが、まだまだ今の自分は力不足で、このチームの勝利に貢献することができていません。今の自分に必要なことは多くの経験をし、可能な限り早く成長することだと考え、今回この決断をしました」

「皆さんの想いにピッチの上で応えることができず申し訳ない思いでいっぱいですが、福島の地で自分に厳しく、熱い想いを持って、またこのクラブのエンブレムを背負えるよう戦ってきます」

「今シーズン、湘南ベルマーレの一員として戦うことはできなくなりましたが、どこにいても湘南ベルマーレが大好きなことに変わりはありません。このクラブへの熱い思いを持っているファンサポーターの皆様と、刺激的で情熱的な練習を日々積み上げている選手たちが、シーズン終了時に共に踊り、共に笑えていることを心の底から願っています。半年間本当にありがとうございました」

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