田辺女子、2年ぶり近畿へ 和歌山県高校総体バスケで3位

3位に入賞し、近畿大会に出場する田辺女子

 和歌山県高校総体のバスケットボール競技が2~8日、和歌山市と海南市であり、女子の部で田辺が3位に入賞した。田辺は23、24日に奈良県香芝市である近畿大会に出場する。

 県総体は男子の部が32チーム、女子の部は25チームが参加した。男女とも優勝チームが全国高校総体、1~3位が近畿大会の出場権を得た。

 女子の部で、田辺は初戦の2回戦で那賀に130―45、準々決勝で和歌山商業に66―43で勝った。準決勝では市和歌山に46―62で敗れたが、3位決定戦で和歌山北に78―58で勝ち、2年ぶりに近畿大会の出場権を得た。優勝は和歌山信愛で、16大会連続35回目。

 田辺女子の徳永彩夏主将(3年)は「出場している選手とベンチが一緒になって盛り上がった。近畿大会で1勝するのが自分たちの代の目標なので、達成できるよう頑張る」と話した。徳永主将は、大会の優秀選手の一人に選ばれた。

 田辺女子のメンバーは次の皆さん。

 3年=徳永彩夏、小島颯果、榎本夕菜、豊嶋碧衣▽2年=木下菜々子、新谷彩花、樫村幸、鈴木千陽▽1年=新野梨子、榎本友香、辻晏菜、澁谷真央

■マネジャー活躍  パソコンで戦力分析

 田辺女子は、マネジャーの活躍が3位入賞の力になった。3年生の中村樹さん、宮田茅歩さん、長野采花さんが中心になって対戦相手を分析。パソコンに情報を入力して対策を練り、試合に生かした。兼次佐代子監督は「マネジャーの戦力分析が田辺の強みになった。今までにない取り組み」とたたえている。

■男子は田辺が5位

 男子の部は、田辺が初戦の2回戦で県和歌山に142―14、3回戦で箕島に91―64で勝ち、準々決勝で和歌山工業に68―75で敗れて5位(ベスト8)だった。優勝は和歌山南陵で、3大会連続3回目。

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