『ミッション:インポッシブル』のトム・クルーズのスタントはやり過ぎか 共演者・スタッフ全員が真剣に心配

俳優のサイモン・ペッグが『ミッション:インポッシブル』で、主演のトム・クルーズが大掛かりなスタントシーンに挑戦する度に、キャストや製作陣が心配していることを認めた。7月21日に日本公開を控えた『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART ONE』でベンジー・ダン役を続投しているサイモンは、恐れ知らずのトムが事故に見舞われることを常に懸念しているという。

19日にローマで開催されたプレミアに出席したサイモンは、デッドラインにこう語っている。「僕はラッキーだよ。ベンジーはコンピューターの後ろにいて、やることをやってればいいんだからね。トムはバイクに乗って崖を飛び降りたり、列車にぶら下がったり、本当に危険なことをしている」「現場には、いつか事故が起こるんじゃないかっていう感覚が常にある。トムを失うんじゃないかってね。大きなスタントがある時はいつでも皆そう感じている。恐怖さ。でも彼はいつも上手くやり遂げるんだ」

また続編の『ミッション:インポッシブル/デッドレコニングPART TWO』にも出演しているサイモンは、この人気シリーズが完結する計画は聞いていないとして「分からないな。これが僕の終わりなのか待ってみるしかない。もし(自分なしで)続行するなら、もちろん映画館に座って、それを観るよ」と続けた。

一方でイーサン・ハント役を続投したトムは、コロナ禍を経て観客が映画館に戻ってきた中、今後も劇場向けの大作映画に力を注いでゆく意向だとして、「僕は映画を作りたいんだ。大スクリーン向けの映画をね。それが僕の仕事だ」「他の領域やプラットフォームがあるのは理解しているし、上から下、そして中央まで、また映画製作、映画会社そして配給まで全てを勉強した確信もある」「そして、僕は何よりもまず観客のために映画を作るということを理解している」と同プレミアで語った。

(BANG Media International/よろず~ニュース)

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